趣意書


こんな想いから・・・!

 

私達の住む街には、障がいがあるために街に出かけたり、学校へ通ったり、仕事をもつことが難しい人達がたくさん暮らしています。

また、重い障がいのためにほとんど毎日、施設や家庭の中だけで生活を送っている人も少なくありませんし、あふれるほどの夢や可能性を眠らせたままにしている人もたくさんいます。

 

障がいがあっても『自分なりの人生を生きたい!』そう願うのは誰しも同じですが、個人の努力だけでは難しい面も多く、そのためには周囲に理解を広めたり、社会のそのあり方を考えていかなければなりません。 私達に何かできることはないだろうか? そんな想いが巡る中で生まれたのが、誰もが参加できる“スポーツ”としての『ふうせんバレーボール』です。1989年のことです。

 

これは、バドミントンコートを使用し、障がいのある人3~4名と障がいのない人2~3名の計6名でチームを組み、鈴を入れた直径40センチのゴム風船でプレーするものです。そして、とても大切にしていることは、チーム全員がボールを打ってから、10回以内に相手チームに返すという『全員参加』の基本ルールです。 

 

障がいの有無や、その種類や程度に関係なく、みんなが一つのコートの中で対等な立場の選手として一緒に汗を流す、まさにスポーツに『障がい』はなく、ともに生きる社会を夢見る私達の目指す姿です。

私達は、このスポーツを広めていく活動を通して、障がいのある人とない人が

一緒にいることが当たり前、自然なありようという、ふうせんバレーの心をコートから地域へ、地域から社会へ広めていきたいのです。

 

現在、このスポーツの普及活動の為に、全国各地で活動する仲間達と共に、『日本ふうせんバレーボール協会』を組織し、ネットワークづくりをさらに進めています。

また、小・中・高等学校等における人権教育、特別支援教育への関係資料提供、体育指導委員やボランティアの人達を対象にした講習会、全国各地からの要請による講師の派遣等も行い、競技の普及に力を注いでいます。


海外へ向けての発信も行っています。2010年には、2人のスタッフをドイツへ派遣し、現地での高い評価を得ることができました。現在ドイツを中心に世界各地にこの競技を紹介する機会も増えています。

 

毎年、北九州市で開催する『全国ふうせんバレーボール大会』には、選手・スタッフ合わせて700人が集合し、技を競っています。

 

 そこで、私達は常にこんな仲間を求めています。

       

☆ 選手・審判・スタッフとして参加する人

        ☆ 資金面での応援をする人

☆ ふうせんバレーボールの振興に協力する人

 

☆★ 何よりも“ふうせんバレーボール”を一緒に楽しもうという方

 

是非、一緒にやりましょう!   ☆★